映画「ボルト」を観たら、ボルトが最初のおもちゃ、人参君とラストまた再会して遊んでいる姿に、拙宅犬の最初のお友達を思い出しました。
さんざん遊んで、首がもげちゃったのを繕い、渡すと、しっかりかじって離しません。
「このおもちゃが、今のこの子のたった一人のお友達なんです。」とペットショップで一緒に渡され、思わず心で涙ぐんでしまった私。
「私が君の本当の友達になるからねっ！」とその時心に強く誓ったのですが、当初犬が怖くて、子犬が抱けたのも、その数日後、震える手でやっとの思いで…。
犬もこちらの不安が伝わるのか、手の中でぶるぶる震えてたっけ。
そんな私の感傷を知ってか知らずか、最初のお友達を無残にも噛んで振り回す犬。
あげくの果て、とどめまで刺そうとしています。
すでに繕ったところは、はじけ、綿が少し出始めて咳き込む犬。
もう、これで十分。
また宝の箱に大事にしまっときます。
君には感傷っていうものは、ないんだね。
ま…そこがいいとこかな？
